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パンチシャー角
パンチのシャー角は、打抜きトン数の軽減と打抜き騒音の低減を主な目的としています。
村田標準シャー角

・D以上でシャー角付のスタイル114とバルカンのパンチは、全長がシャー角なしより2.4mm長くなります。
・シャー角の高さは、2.4mmとしていますが刃先寸法により差があります。
シャー角の種類と特徴
標準凸形シャー (山形シャー)
15幅以下で標準採用している凸型シャーは、打抜き穴口元全周のダレがほぼ均一になります。但し追打ちの継目はでます。切断等で幅の細い型で厚板打抜きは、凹型シャーの場合シャーの底から割れる事がありますが、凸形シャーでは割れはありません。
標準凹形シャー (中低シャー)
15幅以上の型では刃先強度自体大きい為このシ ャーの底から割れる事はなく使用できます。幅広刃先に凸型シャーを適用すると追打ち時に横荷重が大きくなりパンチ寿命に悪影響がありますが、凹型シャーでは安定加工できます。

凹形2方向シャー (2方向シャー)
角形状で凹形シャーを2方向に付けたもので、標準凹形シャーよりトン数を軽減し、縦横2方向の追い打ちで安定加工できます。
凸凹形ダブルシャー (ダブルシャー)
丸形状で凸シャーと凹形シャーを縦横に付けたもので、板厚3mm程度以上の表面が硬いワークを打抜き時、標準凹形シャー使用してA部付近の刃先欠損する場合に、有効となるシャーです。
シャー角なしの選択
Cステーション以下は、打抜きトン数が小さい事からシャーなしを村田標準としています。
特殊形状は、シャーの影響でパンチ・ダイの早期破損や、打抜きスラグがシャーに沿って変形した影響でダイにスラグが詰まり不具合となる場合がある事からシャーなしを村田標準としています。
打抜かれたスラグを製品として使用する場合は、スラグが変形しない様シャーなしパンチの選択が必要です。この時の打抜きスラグは多少反りが生じますがその量は板厚材質により差はあります。
凸形シャーの角度を大きくしたい場合や軟らかいアルミ材等では、打抜き穴口元のダレが均一になりません。このダレを均一にしたい場合にはシャーなしを選択して下さい。
小径サイズのシャーなしパンチでスラグ上がりがある場合に、凸シャーを付けるとスラグが曲げられた後スプリングバックでパンチ刃先からの離れがよくスラグ上がりを解消できることもあります。